年度替わりの忙しさにしばらくご無沙汰してしまいました。
その間に先生は、帯状疱疹などの体調不良もありながら「悲歌集」の再演など、様々に活躍、『謹訳源氏物語』の文庫版も第五巻になりました。『家庭画報』には美術のコーナーにコラムも掲載されています。
そんな中で今日は、エッセイの新刊を紹介します。
『大根の底ぢから!』 フィルムアート社 本体価格1800円
5年に渡る『味覚春秋』の連載を中心に食に関するエッセイが全61編。
挿絵も先生の筆によるもの。
食材について、料理法について、さまざまな視点で切り取られた、独特の口調で語られる作品は、日頃から包丁を握り、また仕事で各地を馳け廻る先生の本領発揮、楽しく気軽に読めます。私は、一気に読みましたが、やはり先生のこういう作品が好きだなと再認識しました。
現在、フィルムアート社の下記のサイトで1編全文が公開されています。
試し読みをされては如何でしょう。