3月は体調不良等更新のなかった先生の「写真日記」が、今月に入って頻繁に行われています。
今日も新しい日記がアップされています。
年度替わりの忙しさにしばらくご無沙汰してしまいました。
その間に先生は、帯状疱疹などの体調不良もありながら「悲歌集」の再演など、様々に活躍、『謹訳源氏物語』の文庫版も第五巻になりました。『家庭画報』には美術のコーナーにコラムも掲載されています。
そんな中で今日は、エッセイの新刊を紹介します。
『大根の底ぢから!』 フィルムアート社 本体価格1800円
5年に渡る『味覚春秋』の連載を中心に食に関するエッセイが全61編。
挿絵も先生の筆によるもの。
食材について、料理法について、さまざまな視点で切り取られた、独特の口調で語られる作品は、日頃から包丁を握り、また仕事で各地を馳け廻る先生の本領発揮、楽しく気軽に読めます。私は、一気に読みましたが、やはり先生のこういう作品が好きだなと再認識しました。
現在、フィルムアート社の下記のサイトで1編全文が公開されています。
試し読みをされては如何でしょう。
読書の秋ですね。
ファンのサイトですので,林望先生のことは,単に「先生」と書いていきます。
まずは,少し遅くなりましたが,この秋発売の雑誌の話から始めようと思います。
『俳壇』,『サライ』等の連載が続いていますが,今回は『文學界10月号』と『kotoba秋号』を紹介します。
『文學界』は「死ぬまでに絶対読みたい大長編」という特集で,先生は『源氏物語』について,"「幻」に凝(こご)る想い”というタイトルで5ページの記事を書かれています。『謹訳源氏物語』からの発展ですね。
『kotoba』には「わが理想の本棚」という特集の「私が選んだ10冊」というコーナーで「ボール表紙本で見つけた明治時代の啓蒙書」という記事が掲載されています。これはちょっと目新しいお話だと思います。